ソファークッションの入れ替え

~ソファークッションの新規作成~

20年近くご使用されたソファーのクッションカバーの作製のご依頼がございました。

日焼けによって色褪せも起きてますので、劣化が目に見えてしまっております。

しかし・・・

色褪せだけでなく、“クッションのヘタリ”も気になってしまいます。

クッションがヘタったソファー

~ヘタってしまったウレタン~

クッションの中身を確認いたしましたら・・・

中身のウレタンが限界を迎えてました。

経年劣化で変色してしまってますし、弾力も無くなってしまい・・・

ウレタンの役目を終えてしまっております。

劣化してしまったソフトウレタン

(ウレタン本来は白色や黄色っぽいのです)

~座面・背面クッションの新規作成~

フレームはキレイで素晴らしい製品ですので・・・

クッションカバーだけでなく、座面と背面の中身も新規で作成させていただきました。

この手のソファーはクッションの取り外しができますので、入れ替えが可能なのです。

クッション外したフレーム

しっかり採寸をさせていただき、クッションの作製に入りました。

 

~ハード系のチップウレタンをソフトウレタンで包む~

クッション1個の寸法を起こしまして、ソフトウレタンのサイズを決めます。

クッション作製1

そこにハード系のチップウレタンをはさみ込みます。

ただ固いソファーでなく・・・

包み込んでくれるソフト感を出さなければなりません。

クッション作製2

最中のように包み込んで完成です。

裏表が無く、リバーシブルで使用できますように、両面同じように仕上げさせていただきました。

クッション作製3

座面をハードにすることで、座っている時の腰痛予防にもなりますし・・・

背面を柔らかくすることで背中を包み込んでくれる感じになるので・・・

長時間の着座も安定いたします。

 

~真綿に包み中カバー外カバーに入れて仕上げます~

新しいクッションの中身

ソフトウレタンだけでなく、真綿でくるむことで、ソフト感と強度を維持させます。

クッションの張り具合を出すために大切な工程です。

 

~座り心地抜群のソファーへ~

完成したソファークッション

完成した座面と背面のクッションをフレームにセットいたしましたら、作業完了となります。

 

クッションの張地も、お客様のお好みに合いますように、肌触りや色や機能をご提案させていただきました。

リビング家具としてとても素敵なソファーに生れ変りました。

仕上りもお客様から喜んでいただき私も嬉しく思います!

20年近くご使用されているソファーですが・・・

更にもう20年くらい、末永くご愛用いただける事を願います。

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